第 3 章

麻雀の聴牌 — あと1枚で和了

麻雀の手牌は普段13枚で、残りあと1枚で和了形が完成する状態を「聴牌(テンパイ)」と呼ぶにゃ。あがるためには必ずこの聴牌を経由する必要があるんだにゃ。

聴牌の基本イメージ

13枚の手牌のうち、3組の面子と1組の雀頭は完成していて、もう1組の面子だけが「あと1枚」で揃う状態。これが聴牌だにゃ。

ツモった14枚目、または他家が捨てた牌で和了形が完成すれば、晴れて「和了」となる。

13枚の聴牌例
一萬二萬三萬四筒五筒六筒七索八索九索白白東東
順子3組+対子2組のシャンポン待ち。白か東がもう1枚来れば和了にゃ。
待ち牌
白東
どちらか1枚で刻子と雀頭が揃い、和了形になる。

ミニクイズ — どの牌が来れば和了?

次の手牌を見て、和了するために必要な1枚を当ててみるにゃ。

手牌(13枚)
二萬三萬四萬五筒五筒五筒一索二索三索七索八索九索發
面子4組が完成した發の単騎待ち。發がもう1枚来れば雀頭が揃って和了形だにゃ(ただし門前でロンすると役が無い。ツモなら門前清自摸和が付く)。

待ちの種類 — 両面・嵌張・辺張・シャンポン・単騎

聴牌したときの「あと1枚」の形は、大きく5種類に分けられるにゃ。形によって、和了できる牌の種類と枚数が変わる。

両面待ちは待ち牌が2種類あり、平和(ピンフ)の条件にもなる。通常の4面子+1雀頭の形では、嵌張・辺張・単騎で和了すると2符が加算されるにゃ(第11章。七対子は25符固定)。

両面(リャンメン)待ち
三筒四筒
2筒か5筒で順子が完成。待ち牌は2種類。
嵌張(カンチャン)待ち
三筒五筒
間に入る4筒だけが当たり牌。
辺張(ペンチャン)待ち
一筒二筒
3筒だけが当たり牌。8・9の形なら7が当たり牌になる。
シャンポン待ち
五萬五萬九筒九筒
5萬か9筒。来たほうが刻子、残ったほうが雀頭になる。
単騎(タンキ)待ち
東
東をもう1枚引いて雀頭を作る待ち。

多面待ち — 待ちが重なる形

並びによっては、同じ手牌を2通りに分けて見られることがあるにゃ。その場合は両方の待ちが合わさり、当たり牌が増える。見落としやすいので代表的な形を覚えておこう。

三面張(サンメンチャン)— 1・4・7筒待ち
一萬二萬三萬七索八索九索東東二筒三筒四筒五筒六筒
2〜6筒の5枚は「234+56」とも「23+456」とも分けられるので、1筒・4筒・7筒のどれが来ても和了形が完成するにゃ(実際に和了するには、ほかの手と同じく役が必要)。
延べ単(ノベタン)— 2・5筒待ち
一萬二萬三萬四萬五萬六萬七索八索九索二筒三筒四筒五筒
「234+5」なら5筒の単騎、「2+345」なら2筒の単騎。2通りの単騎待ちが重なった形。

和了できない3つのケース

聴牌していて待ち牌が来ても、麻雀の規則上「和了できない」状況がいくつかあるにゃ。本ゲームでは和了ボタンを押した瞬間に拒否され、画面上にメッセージが出る。

なお、CPUはオーラスで和了してもラスのままの場面では、あえて和了を見送ることがあるにゃ(プレイヤーの和了が拒否されることはない)。

①無役
二萬三萬四萬二筒三筒四筒六索七索八索五筒五筒五筒九萬九萬
鳴いている、または門前でロンした場合、形は揃っていても立直・役牌・平和・タンヤオが無い(雀頭9mで断幺九不成立)。「役が無いのでアガれません」と表示される。門前でツモれば門前清自摸和が付く。
②振聴
二萬三萬四萬四筒五筒六筒七索八索九索東東東九筒
9p 単騎待ちで聴牌しているが、自分が以前に9pを捨てていれば振聴。当たり牌を見逃した場合も振聴になる。ロンは「振り聴なのでアガれません」と表示されて拒否されるが、ツモ和了はできるにゃ。
③食断無効
二萬三萬四萬三筒四筒五筒六索七索八索五筒五筒五筒七筒七筒
設定で喰い断を「無し」にしている場合(初期設定は「有り」)、副露して断幺九(2〜8の数牌のみ)だけの手は和了できない。「喰い断無しなのでアガれません」と表示される。

この章のまとめ

  • ✓手牌は通常13枚。あと1枚で和了の形になる状態を聴牌と呼ぶ。
  • ✓聴牌にしないと和了はできない。
  • ✓待ちは両面・嵌張・辺張・シャンポン・単騎の5種類。形が重なると三面張や延べ単のように当たり牌が増える。
  • ✓聴牌でも「無役・振聴(ロンのみ)・喰い断無し」の3つは和了不可。
  • ✓「待ち牌」をすぐ見抜けるようになると、捨て牌の選択も上達するにゃ。