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符と点数計算 — 麻雀の数式入門

麻雀の符と点数計算をやさしく整理するにゃ。符の数え方からはじめて、番数との掛け合わせ、親と子の支払いまでステップで紹介。点数パターンの早見表も付いているにゃ。

符の基本 — 20符から始まる

符は20点を底として、和了形と待ち、雀頭、刻子・槓子の種類によって加算される点数のことにゃ。最終的な符数は10点単位に切り上げて確定する。

20符底
一萬二萬三萬
全ての和了は20符からスタート。ここに各種加算が乗っていく。

符の加算ルール

代表的な符の加算は以下の通りにゃ。

門前ロン
赤五筒
門前清で和了したロンに+10符。
自摸(平和自摸を除く)
赤五萬
自摸和了に+2符。ただし平和自摸は20符固定。
暗刻 中張牌(2〜8)
五筒五筒五筒
+4符。
暗刻 幺九牌・字牌
東東東
+8符。
暗槓 中張牌
五筒五筒五筒五筒
+16符。
暗槓 幺九牌・字牌
白白白白
+32符。
役牌雀頭(白・發・中・場風・自風)
中中
+2符。場風かつ自風なら+4符。
辺張・嵌張・単騎待ち
一萬二萬
+2符。

基本点と支払い計算

符と番数が決まったら、まず基本点を計算するにゃ。

基本点 = 符 × 2 の (番数 + 2) 乗。例えば30符3翻なら30×2^5=960点が基本点。

支払いは基本点を切り上げて100点単位に揃える。

計算例:30符3翻
三萬三萬三萬
基本点=960。子ロン3,900/親ロン5,800/子ツモ1,000-2,000/親ツモ2,000all。

点数早見表(符×翻)

麻雀の点数表をひと目で確認できる早見表にゃ。よく使う符と翻の組み合わせを一覧化。各セルは上段「ロン(子/親)」、下段「ツモ(子/親)」の順。

1翻2翻3翻4翻
20符(平和ツモ)
※ロンなし/2翻以上で成立
ツモ 400-700/700 allツモ 700-1,300/1,300 allツモ 1,300-2,600/2,600 all
25符(七対子)
※2翻以上のみ
ロン 1,600/2,400 ツモ 400-800/800 allロン 3,200/4,800 ツモ 800-1,600/1,600 allロン 6,400/9,600 ツモ 1,600-3,200/3,200 all
30符
ロン 1,000/1,500 ツモ 300-500/500 allロン 2,000/2,900 ツモ 500-1,000/1,000 allロン 3,900/5,800 ツモ 1,000-2,000/2,000 all切り上げ満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all
40符
ロン 1,300/2,000 ツモ 400-700/700 allロン 2,600/3,900 ツモ 700-1,300/1,300 allロン 5,200/7,700 ツモ 1,300-2,600/2,600 all満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all
50符
ロン 1,600/2,400 ツモ 400-800/800 allロン 3,200/4,800 ツモ 800-1,600/1,600 allロン 6,400/9,600 ツモ 1,600-3,200/3,200 all満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all
60符
ロン 2,000/2,900 ツモ 500-1,000/1,000 allロン 3,900/5,800 ツモ 1,000-2,000/2,000 all切り上げ満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all
70符
ロン 2,300/3,400 ツモ 600-1,200/1,200 allロン 4,500/6,800 ツモ 1,200-2,300/2,300 all満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all満貫 ロン 8,000/12,000 ツモ 2,000-4,000/4,000 all

数値は「子/親」の順。切り上げ満貫有効。5翻以上は満貫以上で固定(次節参照)。

満貫以上の境界

基本点が一定値を超えると、固定点数で計算される「満貫以上」になるにゃ。

満貫(5翻)— 例:立直+ツモ+タンヤオ+赤2=5翻
二萬三萬赤五萬三筒四筒赤五筒六索七索八索五筒五筒五筒七筒七筒
5翻は自動的に満貫成立。子ロン8,000/親ロン12,000/子ツモ2,000-4,000/親ツモ4,000all。
跳満(6〜7翻)— 例:清一色(門前6翻)+立直=7翻
一萬二萬三萬三萬四萬五萬五萬五萬五萬六萬七萬八萬四萬四萬
萬子の清一色6翻に立直1翻を上乗せして7翻跳満。子ロン12,000/親ロン18,000/子ツモ3,000-6,000/親ツモ6,000all。
倍満(8〜10翻)— 例:清一色(門前6翻)+立直+一発=8翻
一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒二筒三筒四筒五筒五筒
子ロン16,000/親ロン24,000/子ツモ4,000-8,000/親ツモ8,000all。
三倍満(11〜12翻)— 例:清一色+立直+ツモ+裏ドラ3=11翻
二索三索四索三索四索五索五索五索五索六索七索八索九索九索
索子の清一色6翻に立直+ツモ+裏ドラ3で11翻三倍満(1sを含まないため一気通貫は付かない)。子ロン24,000/親ロン36,000/子ツモ6,000-12,000/親ツモ12,000all。
数え役満(13翻以上)— 例:清一色+立直+ツモ+ドラ5=13翻
二萬三萬四萬四萬五萬六萬六萬六萬六萬七萬八萬九萬五萬五萬
萬子の清一色6翻に立直+ツモ+ドラ5で13翻数え役満(1mを含まないため一気通貫・九蓮宝燈は付かない)。子ロン32,000/親ロン48,000/子ツモ8,000-16,000/親ツモ16,000all。役満と同点。

本場と立直棒の上乗せ

和了点数には本場と場の立直棒も加算されるにゃ。

本場は1本につき和了点数へ300点を加算(自摸時は各家から100点ずつ)。

場に残っている立直棒(1本=1,000点)はすべて和了者が回収する。

本場マークと立直棒
東
起親の連荘や流局のたびに+1される。立直棒は和了者がまとめて取る。

この章のまとめ

  • 基本点 = 符 × 2^(番数+2)。20符底に加算ルールが乗る。
  • 満貫=8,000子/12,000親、跳満→倍満→三倍満→数え役満と段階的に上昇。
  • 役満は子32,000/親48,000、ダブル役満で子64,000/親96,000。
  • 本場と立直棒は和了点に上乗せされる。